皆さんは「公的医療保険」という言葉をご存じですか?
「国民健康保険」
「被用者保険(会社の社会保険・共済組合等)」
「後期高齢者医療保険制度」
これらの言葉、聞き覚えがある方が多いのでは・・・と思います。
これら全て「公的医療保険」です。
病院に行った時、実際にかかった金額の1~3割のみ支払っているのも
皆さんがこれらの「公的医療保険」に加入していて、保険料を納めているから
こそ、なんですよね。
では、こちらの保険、民間の医療保険の「各種給付金」にあたる
「傷病手当金」
「高額療養費制度」というものがあるのはご存じでしょうか?
これら制度の存在を知っていれば、民間保険の加入や見直しの時に
・民間保険で全てを賄う必要は無い
・公的保険で保障しきれない分を民間保険でカバーすれば良い
と気づけて、効率的な保険商品選びができ、毎月の保険料負担も変わるかもしれません。
それって・・・お得ですね!!^^
今回は「傷病手当金」「高額療養費制度」について、わかりやすく簡単に
ご紹介していきたいと思います。
また、制度についての詳しい説明は全国保険協会(協会けんぽ)のHPを
載せておきますので是非参考にしてみて下さい!!
傷病手当金について
どんな制度?
病気やケガで働くことができず、連続して3日間以上会社を休んだ場合、
4日目以降休んだ日に対して支給
例)10日間連続で会社を休む→4日目~10日目の7日間に対して支給
※うつ病等、精神疾患によるものも対象です。
もらえる期間は?
支給が始まった日から起算して最長1年6か月
もらえる金額は?
現在支給されているお給料のおよそ3分の2
手続き方法は?
会社が加入している健康保険組合に「傷病手当金支給申請書」等必要書類を提出
もらえないケースは?
- 国民健康保険加入者(新型コロナウィルス感染症は給付対象の場合があります)
- 他の給付金を受けている場合
- 既に退職している場合
- 給与の支払いがあった場合 等
引用元:全国健康保険協会(協会けんぽ)
「ケガ・病気入院やうつ病等で長期間職場離脱を余儀なくされた場合」などの時に、
経済的な不安を感じず安心して療養できますね!
高額療養費制度
どんな制度?
ひと月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、
一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が申請により後で払い戻される
自己負担限度額はいくら?
年齢や所得によってそれぞれ設定される
いつ払戻される?
高額になった診療月からおよそ3ヵ月以上
→時間がかかるので、事前に「限度額適用認定証」の交付を受ける事をおススメします!
限度額認定証って何?
事前に申請・交付を受けると、医療機関窓口に提示する事により
その月の支払いは自己負担限度額までとなる
引用元:全国健康保険協会(協会けんぽ)
「医療費について、ある一定の金額以上は負担の必要がない」と言うことです。
心強くてありがたい制度ですよね。
ただ、払い戻しには3か月以上時間がかかるので、ひと月の医療費負担が
大きくなる事がわかっている場合、事前に「限度額適用認定証」の申請・交付を
受けておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は結構手厚い公的医療保険「傷病手当金」「高額療養費制度」について
ご紹介しました。
皆さんの保険加入や見直しのきっかけ・手助けになれば嬉しいなと思っております!
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