低解約返戻金型終身保険が学資保険の代わりになるという話を
聞いたのですが、本当ですか?
どんな商品なのか、メリットデメリットについて詳しく教えてください
皆さんは「低解約返戻金型終身保険」と言う言葉をご存じですか?
・・・長い名前ですよね笑 終身保険の中の一つです。
実は近年、この「低解約返戻金型終身保険」を「学資保険」の代わりに教育資金として
活用する方が増えている、と話題になっていました。
教育資金の代名詞「学資保険」に取って代わる、新たな時代のヒーローとなるのか・・・・
今回は「低解約返戻金型終身保険」について、「初めて聞いたけど・・・何?」と言う方にもわかりやすく、簡単にご説明していきたいと思います!
低解約返戻金型終身保険とは?
低解約返戻金型終身保険の「低解約返戻金型」とは、その名の通り、「解約返戻金の額が少ない」という意味です。
解約返戻金と言うのは「途中で解約した場合に戻ってくるお金」の事です。
「低解約返戻金型終身保険」は解約返戻金の額が少ない※代わりに、毎月の保険料が安い終身保険のことを言います。
※保険にもよりますが、通常の解約払戻金の70%程度となります
なぜ教育資金として最適なの?
低解約返戻金型終身保険の大きな特徴に「払込期間中に解約すると元本割れの可能性」があります。
これは裏を返すと「払込期間満了後なら元本割れは起こさない」
さらに、満了後長く据え置くことによって「支払った保険料よりも多くの解約返戻金を受け取れる」
という仕組みがあります。
この特徴を利用して、
例えば
子どもが生まれた時(0歳)に親が加入・保険料払い込みを開始、子供の中学卒業のタイミング(15年間)まで払い込みを完了
その後好きな時に解約をして、支払った保険料より多くの解約返戻金を受け取ることができる、という事も可能です。
毎月の保険料を安く、必要なタイミングで教育資金として準備することができる保険となっています。
低解約返戻金型終身保険のメリット
- 月々の保険料が通常の終身保険よりも割安
- 学資保険よりも自由度が高い(加入年齢の制限・解約返戻金の受け取り時期など)
- 保険料払込期間後も据え置くと返戻率が上がっていく
※長く持つことによって解約返戻金が上がっていくので、当初の目的通り子供の教育資金として必要な時に解約しても良いし、不要となった場合(他で教育資金が確保できたなど)は、解約せずにそのまま死亡保障を受け続ける、という使い方もできます。
低解約返戻金型終身保険のデメリット
- 通常の終身保険より保険料払込期間中に解約した場合の解約返戻率が低い
- 早くに解約してしまうと元本割れを起こす可能性がある
- 学資保険のような「親が死亡した場合保険料の払込が免除になる特約」がない
※「払込期間中に解約しちゃうかも・・・」と言う可能性がある場合は、他の商品を選択することをおススメします。
学資保険と終身保険、加入するならどっち?
学資保険と終身保険、どちらにもメリット・デメリットがあり、ご家庭ごとの状況や目的が違うので一方的に「こちらがおススメ!」と断言することは・・・正直難しいです。
・目的を持ったお金の貯め方が向いている、という方であれば拘束性の強い学資保険
・教育資金と決めずに、結婚資金の援助や自身の老後資金など将来のまとまったお金を
用意するために貯蓄したい、という方であれば低解約返戻金型終身保険
をおススメします。
↓「学資保険」について詳しくご紹介しています。良かったら参考にして下さい。
FP主婦ココだけ話
色々調べてみればみるほど「学資保険vs.低解約返戻金型終身保険」という論点とはずれた結論に行きつきます。
「手数料を取られて長く預ける割にリターンが少なすぎやしないか・・・」
前回「学資保険」の記事で話したように「どっちもどっち」と言うのが率直な筆者の意見です。
低解約返戻金型終身保険のご紹介
低解約返戻金型終身保険について掲載しているHPをご紹介します。「より詳しく知りたい!」と感じた方は、ぜひ併せて読んでみて下さい。
引用元:価格.com
まとめ:低解約返戻金型終身保険はメリットもあるが慎重に検討を!
いかがだったでしょうか。今回は「低解約返戻金型終身保険」についてわかりやすく簡単にまとめました。
学資保険の代わりになるかもしれないこちらの保険にもメリット・デメリットがあります。
また、学資保険でも終身保険でも早期に解約すると損をする可能性があるので、加入の際は資料請求をするなど慎重に検討をした上で行ってください。
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