「失業手当をもらっている途中で仕事が決まったら、残りの手当はどうなるの?」

失業手当をもらいながら再就職活動をしていたら、早く就職が決まると「再就職手当」がもらえると聞きました。そんな制度があるんですね!条件や金額、手続き方法を教えてください。
実は筆者も2021年に再就職手当を申請して、63万円を受け取った経験があります。就職が決まると手続きのことが後回しになりがちですが、申請期限があるので要注意です。
この記事では、FP資格を持ち金融機関に20年以上勤務してきた筆者が、再就職手当の条件・金額・申請方法をわかりやすく解説します。
【この記事でわかること】
・再就職手当とはどんな制度か
・もらえる条件と金額の計算方法
・申請の方法と期限
・失業手当を満額もらうのとどちらがお得?
失業手当の条件・金額・手続きについては、こちらの記事でくわしく解説しています。
結論:再就職手当は「早く動くほどお得」な制度です
失業手当の受給中に早く再就職が決まるほど、給付残日数が多く残るため、受け取れる再就職手当の金額が大きくなります。
申請期限は就職日の翌日から1か月以内です。就職が決まったら、忘れずに手続きを進めましょう。
「再就職手当」とは?
失業手当を受給中に早期に再就職が決まった場合に、お祝い金として支給される給付金です。正式には「就業促進手当」の一種で、ハローワークから支給されます。
早く再就職が決まるほど受け取れる金額が大きくなる仕組みなので、焦らず・でも積極的に就職活動を進めるモチベーションにもなります。
もらえる主な条件
もらえる条件を確認しておきましょう。
条件が多く感じるかもしれませんが、ご自身が対象かどうかはハローワークで確認してもらえるので、就職が決まりそうなタイミングで相談してみることをおすすめします。
【就職先に関する条件】
・1年を超えて勤務する見込みがあること
・雇用保険に加入すること
・離職前の会社・関連会社への再就職ではないこと
【手当に関する条件】
・失業手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上残っていること
・過去3年以内に再就職手当を受給していないこと
・求職申し込み前から採用が内定していた会社ではないこと
・自己都合退職で給付制限がある場合、待機期間満了後1か月以内はハローワークまたは職業紹介事業者の紹介による就職であること
金額の計算方法
受け取れる金額は、就職のタイミングによって変わります。仕組みを確認しておきましょう。
【計算式】
基本手当日額 × 支給残日数 × 給付率
給付率は就職のタイミングによって2段階です。
・支給残日数が所定給付日数の3分の2以上残って就職 → 給付率70%
・支給残日数が所定給付日数の3分の1以上残って就職 → 給付率60%
つまり、早く就職が決まるほど給付率が高く、もらえる金額も大きくなります。
【計算例】
基本手当日額4,000円・所定給付日数90日の方が残日数90日で就職した場合
4,000円 × 90日 × 70% = 252,000円
※基本手当日額には上限があり、毎年8月1日に改定されます。最新の金額はハローワークで確認してください。
申請の方法は?
申請には期限があります。就職が決まったら早めに動きましょう。
申請期限
就職日の翌日から1か月以内です。期限を過ぎると受け取れなくなるので注意が必要です。
必要書類と手続きの流れ
①再就職先に「採用証明書」の必要事項を記入してもらう ②以下の書類をハローワークに提出する
・採用証明書 ・再就職手当支給申請書(ハローワークから渡されます)
※郵送での申請も可能です。
失業手当を満額もらうのとどちらがお得?
多くの方が悩むポイントです。結論からお伝えすると、金額だけで比べると失業手当を満額もらう方が多くなる場合がほとんどです。
ただし、再就職手当には大きな魅力があります。再就職先でお給料をもらいながら、追加でまとまった手当が受け取れるという点です。
筆者は2021年に再就職手当として63万円を受け取りました。就職初月はお給料の振り込みがない場合がほとんどですが、そのタイミングでまとまった収入があったことで、新生活のスタートがとても助かりました。
「満額もらってから探そう」と焦らずに済む安心感も大切ですが、早期に良い就職先が見つかったなら、再就職手当を活用した方が総合的にお得になることも多いです。
まとめ:再就職手当は、新しいスタートを後押ししてくれる制度です
今回は再就職手当の条件・金額・申請方法についてお伝えしました。
就職が決まった喜びで手続きを後回しにしてしまいがちですが、申請期限は就職日の翌日から1か月以内です。まずはハローワークに相談しながら、忘れずに手続きを進めてみてください。
新しい職場でのスタートに、再就職手当が少しでも力になれたら嬉しいです。
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