ふるさと納税は、住んでいる自治体以外に寄附をすることで、税金の控除や素敵な返礼品がもらえるお得な制度です。でも、初めての方にはちょっとハードルが高いかもしれませんね。そこで今回は「ふるさと納税を始める際に気を付けるべきポイント」をリスト化してわかりやすくまとめました。
こちらの記事を読んで失敗することなく、お得にふるさと納税を始めて下さい!
「節約できる!」と聞いて私もふるさと納税を始めたいと思っています。しかし、周りに詳しい人がいないため、税金や手続きなどの情報が入ってきません。
失敗したくないので、初心者でもわかりやすく「ふるさと納税を始める際に注意すべきポイント」を教えてください。
①控除限度額を確認しよう!
ふるさと納税には控除限度額があり、これを超えると自己負担になります。限度額は収入や家族構成によって異なるため、事前にシミュレーションして確認しましょう。総務省の「ふるさと納税ポータルサイト」や各ふるさと納税仲介サイトのシミュレーションツールを利用すると簡単に確認ができます。
限度額を把握することで、無駄な出費を避け、最大限の控除を受けることを心がけましょう。
②名義の一致は大事!
寄附者と納税者の名義が一致していないと、控除が受けられません。例えば、妻が寄附を行い、夫が控除を申請する場合、控除が無効になることがあります。
家族でふるさと納税を行う際には「誰が寄附を行い、誰が控除を受けるのか」を事前に確認しておくことが重要です。
名義の不一致によるトラブルを避けるためにも、しっかりと確認しましょう。
③支払方法の手数料に注意!
ふるさと納税の支払方法によっては手数料がかかる場合があります。例えば、銀行振込では振込手数料が発生することがあります。
クレジットカードや電子マネーの利用であれば、手数料がかからない場合が多いのでおすすめです。また、ポイント還元があるクレジットカードを利用すれば、さらにお得に寄附ができるでしょう。
④所得によっては控除が受けられない!?
所得が低く、所得税や住民税が非課税となる場合、ふるさと納税の控除が受けられないことがあります。自分の所得状況を確認してから寄附を行いましょう。特に、学生や専業主婦(夫)の方は注意が必要です。
控除が受けられない場合でも地域への貢献や返礼品を楽しむことはできるので「純粋な寄附」として検討してみても良いでしょう。
⑤「ワンストップ特例制度」の申請期限を確認しよう!
ワンストップ特例制度を利用する際は、申請書の提出期限を守って提出しましょう。期限を過ぎると確定申告が必要になります。
*ワンストップ特例制度の申請期限は「寄附をした翌年の1月10日(必着)」です。
また、医療費控除など他に確定申告を行うものがある場合は「ワンストップ特例制度」ではなく、確定申告を行いましょう。
⑥返礼品の保管スペースを確保!
日用品など返礼品が大量に届くことがあるため、保管スペースを確保しておくことも重要です。特に、冷蔵・冷凍食品を選ぶ場合は、冷蔵庫や冷凍庫のスペースを事前に確認しておきましょう。
また、返礼品の到着時期を調整できる場合もあるため、必要に応じて自治体に問い合わせてみると良いでしょう。
⑦年末の駆け込み寄附:締め切りに注意!
年末に駆け込みで寄附を行う場合、申込や申請書の締め切りに注意が必要です。自治体によって締め切りが異なるため、早めに手続きを行いましょう。特に、12月中旬以降は寄附が集中しやすく、手続きに時間がかかる場合があります。余裕を持って寄附を行い、確実に控除を受けるようにしましょう!!
⑧ポイント付与の廃止に備えよう(2025年10月~)
2025年10月から、ふるさと納税サイトでのポイント付与が廃止される予定です。これにより、仲介サイトのポイントを目的とした寄附ができなくなります。今後は、返礼品や自治体のサービス内容を重視して選ぶことが必要になります。返礼品の質や自治体の取り組みをしっかりと確認し、自分に合った寄附先を選びましょう。
また、2025年はポイント付与が廃止される9月までに寄附を行うことや、クレジットカードなどのポイント付与を活用するなど、ポイント廃止後もお得に寄附を行う方法について以下の記事に詳しくまとめました。ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回はお得な制度「ふるさと納税」について、ふるさと納税は、地域を応援しながら税金の控除を受けられる魅力的な制度ですが、始める際にはいくつかの注意点があります。
今回挙げたポイントに気を付けながら寄附金額の上限や返礼品の選び方、寄附先の選定などをしっかりと確認し、お得な制度「ふるさと納税」を賢く利用しましょう!
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